鏡を覗き込む兄嫁を見て

突然こう言うなり腕時計を見る鉄平。 盛り上がりを魅せていた雑談を中断し席を立とうとする。 もう慣れ切ったとはいえ、不満顔のなつき。
「あなた、今日は残業は?」
「ああ……わかんないなぁ……遅くなるといけないから、食事は済ませておいてくれ」
「…あっそう、わかったわ」
いうが早いか、鉄平の背中に回り、背広を着せかけた。
「あっ、すまん。 じゃ、行こうか」
「お兄ちゃん、行ってらっしゃい」
弟の海人に見送られて玄関を出ていった。 鉄平の後ろに付き従ってなつきも表まで見送ったようだった。 後に残った海人はぼんやりと飲み残したコーヒーを啜った。 きれいな兄嫁のなつきに見送られる兄がひたすら羨ましかった。
「海人ちゃん、ぼーっとしてていいの? あなたも急がないと、学校に遅れるんじゃなくて。 もうすぐ受験でしょ? 頑張ってね」
「うんわかった。 じゃ、行ってくる」
自分の部屋に帰り、学校に行く用意をしてるフリはしたものの、どうにも気になることがあって出かける気がしない。
( —— もうそろそろかな)
何処の家庭でもそうであるように、なつきも家族を見送った後、決まってシャワーを浴びる。 街に繰り出して男漁りをするためだ。
海人はその様子を覗き見るのが習慣になっていた。 小振りながらお椀型のきれいなおっぱい、スレンダーなボディーに豊かな尻、そして何よりその繁みたるや彼が最も好んで已まないナチュラル系、もうそれだけで勃起しまくった。 完璧すぎるボディーを、恐らく今日はまた兄の知らない漢が味わうんだろうと思っただけでいきり立ち、思わず床に顔をこすりつけるようにしてラビアを覗き見た。
(ああ、僕もあんな嫁さんもらえたらなぁ)
兄が席を立つ、それに合わせるように義姉も席を立ちハンガーにかけてあった背広を手に取って着せかけ……と、ここまで思い出したところで、そういえばということになった。
(お兄ちゃん、お義姉さんが背広を果たして着せてくれるだろうか疑念がわき、待ってたような……)
立ってから着せかけてもらうまで、それなりに間合いがあった。 兄が、アレッというような顔をしなかったら着せかけなかったかもしれない。
(それに比べ、見送りを終えてからの態度はうんとくだけたような雰囲気がしたもんなぁ)
そこにどんな意味合いがあるのか、本人でなければわからないが、ただ言えるのは夫の鉄平に対する態度は厳格風、逆に義弟の海人には馴れ馴れしかった。
浴室を使うにあたって誰かが脱衣所に入ったりすればすぐ気づくはずだが、海人が忍び込んでもなつきは気にする様子も見せなかった。 魅せ付けてきたと言っても良いほど、躰の向きを変え、肢体をひけらかしてきた。
(ちきしょう、たまんねえや。 鼻血が出ちまう)
義姉の肢体を見て擦っていたが、もうちょっとで暴発というところで終え、脱衣室に通じる扉を開けた。 海人は急いで自室に帰り、登校までのわずかな時間を借りてきたAVを利用し抜いた。
「あ~あ、 もう……こんなに散らかしちゃって…」
海人の部屋に入るなり、なつきはため息をついた。 鉄平とふたり暮らしだった海人に、モノを片付けるだとか、掃除をするなどという習慣はない。 何もかもほっぽらかして出かけてしまっていた。
なつきは手始めに海人の卓上を片付け始めた。 広げっぱなしの本を閉じ、ブックエンドに立てかけ、そこら中に散らばったCDをまとめ、小物入れに仕舞う……と、片付けるうちのひとつに、見た目にも借りてきた風なAVパッケージがあった。 それも人妻モノ。 しかもご丁寧にも中身が無いと来てた。 空のケースを子難しい本で隠してあった。
(あの子ったら、こんなものを……でも変ねぇ。 中身をどこに置いたんだろう)
なつきは改めて先ほど片付けた小物入れからいちいちCDを取り出し、ひとつひとつケースと照らし合わせるべく点検していった。 だが、肝心の借りてきたであろうCDは何度見返しても見当たらない。 はやに誰もいないこともあり、妙な雰囲気になっていた。
どうしても男の人が夢中になるというAVビデオなるものが気になり、手当たり次第に机の上のものを触りまくり、つい脇に置いてあったノートパソコンに手が触れ起動し始めた。 画面を目にしたなつきは息を呑んだ。 丁度濡れ場シーンに入ろうかというところで停止していたのだ。 なつきは恐る恐る再生ボタンを押す。
(うっそう…これが女優ですってぇ……どう見ても普通のおばさんじゃない)
男優と言われればそう思えてくる漢相手に、絡み合いが始まったが、演技などどこへやら、カメラの前であることも忘れヨガリ始めてしまった。 青筋がくっきり浮き出たチ〇ポを与えられ、始まりこそ体裁を気取っていたものの、舐め上げられるに至り素人人妻さん、本気で狂い始めた。 それを目の当たりにした男優役のチ〇ポも負けず劣らず猛り狂った。
その動画を観ているうちになつきの手は知らず知らず乳房に向かっていた。 最初は服の上から触っていたものが、やがて下に潜り込み、対抗意識からかブラを外し始めた。
誰も見ていないというのになつきは画面に向かって、シャワールームで義理の弟 海人にやらかした魅せ付けの再現を、パソコン相手にやり始めた。 画面内の漢が反り返ったチ〇ポを無理無理女にハメつつ乳首を吸い始めると、耐えきれなくなったのか自らも両の乳首を揉み始めた。
パソコンから粘膜のぶつかり合う音が聞こえ始めると、なつきは街で出逢った漢と交わした約束事もすっかり忘れ、その手を下半身に持っていった。
「うあっ、 はあ……」
大きく股を開き、パンツの上からふっくら膨らんだ部分を撫でさすっていたが、やがて我慢できなくなったらしく一方の足を机の上に乗せ窪みにシルが溢れるところを魅せ付けようとマンスジに沿って擦り始めた。
なつきの頭の中にあるのは、画面内の女への嫉妬と、できることならその女と代わって自分を寝取ってほしいと訴えるようになっていった。
願いが叶わないとみるや、なつきはパンツを脱ぎ、またまたパソコンに向かってぐちょぐちょになったオ〇ンコを魅せ付け始めた。 入る指は全て膣に入れ、クリも含め擦りまくる。 興奮からなのか、それとも接地面を失ったからなのか、床から浮かせた右足をワナワナさせ、にもかかわらず擦り上げる。
そのときコンコンとドアがノックされ「お義姉さん、 そこにいる? ねえ、お義姉さん」と呼びかけられ
「ちょっと待って」
なつきは慌ててずらしていたパンツを穿き、スカートを下におろし、露になった胸をも隠した。 再生真っ最中のパソコンも、急ぐあまり動かしたまま蓋を閉めた。
「お義姉さん、ここで何してるの?」
「何ってあなた、掃除してんじゃない。 見てわからない? あんたがちゃんと片付けないからよ」
取ってつけたように机の上のものを、改めて片付けたフリする。
「あっそう、…あっそう…」
海人はなつきに怒られたものだから、不機嫌そうな顔をし、部屋を出ていった。 おさまりが付かないなつきは、その時になって約束があったのを思い出し、漢に会いに出ていったが、時すでに遅し、漢は別口の女としっぽり…のあとだった。
なつきは自慰もそこそこ、漢欲しさに歯止めがかからず狂いまわり、今宵は是非ともハメてもらおうと出てきたものだから妬けた。
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アップデート 2025/01/11 07:10
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